2013年10月24日木曜日

ファイナルファンタジーXIV RMT 「グラナド・エスパダ」,超スピード育成でシナリオを楽しめる1か月限定・新

   ラグナロク RMT ハンビットユビキタスエンターテインメントが運営するMMORPG「グラナド・エスパダ」。2013年7月13日,ニコファーレにて行われたイベント「ブリスティア完成披露会」において,本作品における大規模な施策の数々が発表された(関連記事)。今回は同社にお邪魔して,その内容についてテストワールドを用いて実際にプレイさせてもらった。

  もちろん,明日(7月17日)実装予定のブリスティアアップデートのより突っ込んだ内容や,今後のアップデートの話などについても聞いて(そして見て)きたので,公開できる範囲ギリギリまでお届けしていこう。

  バラックから降り立ったばかりのファイター,スカウト,ウォーロックの3人編成。もちろんみんなレベル1

グラナド・エスパダ


  コンシューマゲーム感覚でシナリオやクエストを楽しめる新ワールド,その成長ブーストぶりを体験

  経験値は最大450%,アイテムドロップ率なども引き上げられているので,サクサクとゲームが進行するという

グラナド・エスパダ


  まず最初に体験させてもらったのは,1か月限定で稼動する新ワールドだ,ファイナルファンタジーXIV RMT。4Gamerではすでに何度かお伝えしており,ニコファーレで開催された「ブリスティア完成披露会」でも概要は発表されたが,「テレビゲーム並みの速度で育成ができる」という触れ込みのものとなっている。

  この新ワールドには,圧倒的な成長速度で育成できるという爽快感もさることながら,重厚なシナリオや背景を持つ「グラナド・エスパダ」の世界を,新規プレイヤーや休眠プレイヤーに楽しんでもらいたいという狙いがあるようだ。オンラインゲームにつきものの“レベル上げのためのゲームプレイ時間”を極力短縮するため,新ワールドでは最大450%程度もの獲得経験値ブーストがかけられるという。

  RO RMTとはいえ,ワールド内の獲得経験値が一律で最大450%になるという設定ではない。ワールド自体における獲得経験値は通常ワールドの2倍程度,つまり+100%の状態だとのこと。そこにゲーム開始時に授与されるホームプレミアムサービス(30日)や戦術教範などのアイテムを使用することで,最大で合計450%程度まで,好きなタイミングで引き上げることが可能なのだ。とはいえ,もともと1か月間限定のワールドなので,ホームプレミアムサービス(30 日)なら終始適用期間。実質的にずっと大幅な経験値ブースト状態になっているのは間違いない。

  また,これに加えて,7周年記念として期間限定で実施されている基本キャラクターの能力値の大幅アップイベントも適用されている。試しにレベル1の状態でいきなり「アル・ケルト・モレッツァ」のナルテックスに挑んでみたが,なんとかモンスターに勝利することができた。

  しかも,前述のごとく経験値は450%ブーストされているため,ほとんど1匹倒すごとにレベルアップ。ナルテックスの入口の1部屋めだというのに,ガンガンレベルが上がっていく。3分間,おっかなびっくり戦っていただけでもレベル10。早くもアル・ケルト・モレッツァの適正レベルに到達してしまった。

  なんと今回はキャラ作成直後の状態でアル・ケルト・モレッツァへ! リンドンさんとも話さず,ビギナー特典のアイテムをなにも使用していない状態だ。通常ワールドなら無謀のひと言だが,最初こそ敵は強めに感じたものの,能力値アップのおかげで勝利。いったんレベルアップしてしまえば徐々に楽に倒すことができるようになり,さらにレベルアップが加速

グラナド・エスパダ


  このように,レベルアップのために時間を割かずとも,サクサクとクエストをこなし,物語をテンポよく進めることができるようになっているわけだ。とはいえ,レベルが上がりやすくなっていても,ボスなどの強敵に挑むにはまだ不安がある。

  そこでさらに今回の新ワールドでは,以前にも行われた施策である「ジャンピングキャンペーン」も同時に開催される。各プレイヤーの家門には「イベント用マスターカード」が4枚授与され,これを使って好きなキャラクターをマスターレベル(レベル120相当。正確にはレベル100に到達後,エキスパート,マスターと進む),つまりいきなり最大レベル状態にすることができる。もちろん,経験値ブーストがかかった状態なので,マスターカードを使ってジャンプアップさせずとも,レベルは面白いように上がるのだが,オフェンス役としてジャンプアップさせた高レベルキャラを1人入れておくと,その速度はさらに高まるうえに,ボスなどの強敵にも勝利しやすくなるRMT

2013年10月5日土曜日

アーキエイジ RMT 今後も自由な発想で作られたさま

会場では24日、「WiiRemoteプログラミング」(オーム社)の著者らによって、ワークショップ「Wiiリモコンで、パパと一緒にゲームを作ろう!」も開催されました

筆者も体験してみましたが、何も考えなくても、腕の動きにあわせてIKABOの腕が動くので、自然に操作できました



なお余談ですが、このエアアクチュエーターをお腹に当てたところ、胎児の胎動にそっくりだったことが、本年度のIVRCで総合優勝に輝いた「Mommy Tummy」が作られるきっかけとなりました



このようにWiiリモコンをPCで利用する試みは世界中で行われており、ツールやAPIもオープンソースで数多く公開されています



本年度のIVRCでもWiiリモコンを用いた作品が2作出展

システム全体はマイクロソフトのXNAで作られており、メニュー操作などはXbox360コントローラが使われています



その1つが巨大なイカ型ロボット「IKABO」(はこだて未来大学)です

身長2,アーキエイジ RMT.2メートル、体重は約220キロで、腕に9対、頭に3個、目に2個の間接動作ユニットを持ち、エアシリンダで動作します

吹き矢型デバイスに息を吹き込み、画面上のモンスターにニオイの玉を放ち、吸い込むことで矢を引き戻すという内容です

今後も自由な発想で作られた、さまざまな作品の登場が期待されます



このほかWiiリモコンの+ボタンを押すと左目、-ボタンを押すと右目が閉じ、Homeボタンを押すと頭部が光ります

同じシステムでWiiとXbox360のコントローラが併存しているという、学術系ならではの作品です





当初はPCのタッチパッドで操作していましたが、より自然な操作を可能にするため、Wiiリモコンでの操作に対応しました



吹き矢デバイスの先端にWiiリモコンを装着食べ物のトレイと吹き矢



本作品では吹き矢の先端にWiiリモコンが搭載されており、画面上のポインティングに利用されています

ヌンチャクのスティックを傾けると耳が前後左右に動き、傾けると右足が対応して動くギミックも用意されています

シーグラフ版では吹くだけでなく吸うアクションも加わり、ConTEX版では食べ物のトレイが電飾で光り、エアアクチュエーターで上下に動くなど、ディスプレイ効果が高まっています

デジタルコンテンツエキスポ2009の「ConTEX2009」エリアでは、Wiiリモコンを用いたVR作品が2作展示されていました

その後、世界最大のCGの祭典、米シーグラフなどにも出展し、このたび凱旋展示をはたしました

両手にWiiリモコンとヌンチャクを持ち、操作者が腕を動かすと、その通りにIKABOも腕を振るというものです

モンスターにはそれぞれ苦手な臭いがあり、プレイ中に適切に飲食して、口臭を変化させる必要があるというのがユニークです



2つめは食べ物の臭いでモンスターを撃退する異色のシューティングゲーム「Back to the mouse」(金沢工大学園 小坂研究室)です



本作品は昨年度の国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)で入選も果たしました