2013年10月5日土曜日

アーキエイジ RMT 今後も自由な発想で作られたさま

会場では24日、「WiiRemoteプログラミング」(オーム社)の著者らによって、ワークショップ「Wiiリモコンで、パパと一緒にゲームを作ろう!」も開催されました

筆者も体験してみましたが、何も考えなくても、腕の動きにあわせてIKABOの腕が動くので、自然に操作できました



なお余談ですが、このエアアクチュエーターをお腹に当てたところ、胎児の胎動にそっくりだったことが、本年度のIVRCで総合優勝に輝いた「Mommy Tummy」が作られるきっかけとなりました



このようにWiiリモコンをPCで利用する試みは世界中で行われており、ツールやAPIもオープンソースで数多く公開されています



本年度のIVRCでもWiiリモコンを用いた作品が2作出展

システム全体はマイクロソフトのXNAで作られており、メニュー操作などはXbox360コントローラが使われています



その1つが巨大なイカ型ロボット「IKABO」(はこだて未来大学)です

身長2,アーキエイジ RMT.2メートル、体重は約220キロで、腕に9対、頭に3個、目に2個の間接動作ユニットを持ち、エアシリンダで動作します

吹き矢型デバイスに息を吹き込み、画面上のモンスターにニオイの玉を放ち、吸い込むことで矢を引き戻すという内容です

今後も自由な発想で作られた、さまざまな作品の登場が期待されます



このほかWiiリモコンの+ボタンを押すと左目、-ボタンを押すと右目が閉じ、Homeボタンを押すと頭部が光ります

同じシステムでWiiとXbox360のコントローラが併存しているという、学術系ならではの作品です





当初はPCのタッチパッドで操作していましたが、より自然な操作を可能にするため、Wiiリモコンでの操作に対応しました



吹き矢デバイスの先端にWiiリモコンを装着食べ物のトレイと吹き矢



本作品では吹き矢の先端にWiiリモコンが搭載されており、画面上のポインティングに利用されています

ヌンチャクのスティックを傾けると耳が前後左右に動き、傾けると右足が対応して動くギミックも用意されています

シーグラフ版では吹くだけでなく吸うアクションも加わり、ConTEX版では食べ物のトレイが電飾で光り、エアアクチュエーターで上下に動くなど、ディスプレイ効果が高まっています

デジタルコンテンツエキスポ2009の「ConTEX2009」エリアでは、Wiiリモコンを用いたVR作品が2作展示されていました

その後、世界最大のCGの祭典、米シーグラフなどにも出展し、このたび凱旋展示をはたしました

両手にWiiリモコンとヌンチャクを持ち、操作者が腕を動かすと、その通りにIKABOも腕を振るというものです

モンスターにはそれぞれ苦手な臭いがあり、プレイ中に適切に飲食して、口臭を変化させる必要があるというのがユニークです



2つめは食べ物の臭いでモンスターを撃退する異色のシューティングゲーム「Back to the mouse」(金沢工大学園 小坂研究室)です



本作品は昨年度の国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)で入選も果たしました

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