。インタビュー記事でも簡単に触れてあるとおり,HMZ-T1では遅延に揺れがあったのだ。 下に示した10枚の写真は,手前に写っているのがヘッドマウントディスプレイ(※写真内に「T1」という表記があるものはHMZ-T1で,ないものはHMZ-T2)で,奥が栔パuテレビ「レグザ 26ZP2」(メーカー公称遅延時間60Hz時0.2フレーム。テレビとしては業界最速)。HDMIスプリッタ経由で「LCD Delay Checker」の画面を出力しているが,すると,HMZ-T1では設定によって遅延にブレが生じるのに対し,DarkBlood RMT,HMZ-T2では安定した遅延状況になっているのが分かる。 HMZ-T2とHMZ-T1の遅延をチェックした結果。入力ソースが720pのときと1080pのとき,そして,コントラスト強調機能「コントラストリマスター」(画像中はCTRRと表記)の無効/有効を切り替えたときとで比較している。HMZ-T2はすべてのテスト条件で33?34msに収まっているが,HMZ-T1は720p時にコントラストリマスターを無効化すると54ms,1080p時に有効化すると43msといった具合でバラツキが見られる ちなみにこの2フレームというのは,一般的な(もしくはやや高速な)テレビに接続したときと同等のものであり,より低遅延のディスプレイデバイスとつないで格闘ゲームや音楽ゲーム,弾幕シューティングなどをプレイしている人だと,若干の遅れを感じる可能性があるレベル。要するに,ほとんどの人にとって遅延は問題ないレベルだが,全員にとってではない,というわけだ。 ただ,せっかく「ゲーム」という画調モードが用意されているにも関わらず,「スタンダード」と遅延周りが変わらないというのは残念に感じた。ソニーはインタビュー記事内でその理由を語ってはいるのだが,さらなる低遅延モードを実現する工夫が欲しかったところではある。 ちなみにHMZ-T2では「画?映像設定」メニュー内に「パネルドライブ」という項目が新規で追加されており,「ゲーム」モードを選択すると,「クリア」が自動的に選択される。ソニーはパネルドライブモードのクリア設定を「動画にキレを与える」ものと紹介しているが,試してみると,一定速度で動くオブジェクトなどを目で追ったときの残像感は確かにかなり低減される印象だ。 パネルドライブモードのクリア設定は,いわゆる黒挿入とかインパルス表示と言われる明滅表示になるわけだが,60Hz映像ではそれほどフリッカーも感じられず,ダークブラッド RMT,明るさも必要十分だ
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