レクス」はメジャーなイラストレーターや声優を起用しているあたり,ダンジョンRPGとしては明らかに“今風”な作品だと思います。 阿部氏: そうですね。あとダンジョンRPGって,ある意味自由度がものすごく高いと思うんですよ。でも,いきなり「好きにやっていいよ」って言われても,初心者は困ってしまう。なので「アンチェインブレイズ レクス」では,初心者がつまずきがちなキャラクターメイクをなくした代わりに,スキルマップシステムなどでキャラクター育成の自由度を高めたんです。 ダンジョンRPGに不慣れな人だと,確かにキャラクターメイクでつまずきそうですね。悩みがいのあるキャラクターメイクを自由度の高さと捉えることもできますが,人によっては「不親切」と感じてしまうかも。 原神氏: 今の若いゲーマーさんに対しては,導入部が一番大事ですよね。そこが不親切だと,プレイを進めてくれない。説明的過ぎても興ざめだし,アグ,理解してもらわないと楽しいところまで遊んでくれないわけで……。 阿部氏: 逆に,往年のダンジョンRPGファンって,丁寧な前置きに対して煩わしさを感じてしまいますよね。 原神氏: ですねぇ,考えれば考えるほど難しい。ちなみに,僕がプレイヤーに一番楽しんでもらいたいのは,実はマッピングだったりします。僕も昔は方眼紙にマップを描きつつ,uggブーツ,飯を食いながらダンジョンRPGをプレイしました。よくマップに味噌汁をこぼしたもんです(笑)。 「アンチェインブレイズ レクス」 自作マップの汚れって,昔ダンジョンRPGを遊んでいた人にとってはいい思い出ですよね。ちなみに皆さんは,現状ではオートマッピング機能の搭載は必須だと考えていますか? 孫田氏: う?ん,個人的にはなくてもいいかなと思うんですけど,あったほうが間違いなく便利ですよね。「エルミナージュ」は,一歩一歩が怖い作りにはなっていないので,マップは表示されても魅力は損なわれないと思います。まあ,扉を開けたら強いモンスターが出てきたりするんですけどね(笑)。 阿部氏: 僕は「世界樹の迷宮」のように,マッピングすることがシステム的に組み込まれていないゲームであれば,必須だと考えています。 原神氏: 僕もオートマッピングは必須だと思います。ライトユーザーにダンジョンRPGの魅力を伝えようと思ったら,“手間”は一つでも多く外す必要がある。まあそういう意味でいうと,最近は一歩一歩のドキドキ感をどう出すかが非常に難しくなっていますよね
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