2013年2月25日月曜日

連載「EU3 その時歴史が動いた……り,動かなかったり」第5回:琉球商人,世界を駆ける_1

 さて,ここから先は目指せ経済発展である。だがその前に払うべきツケを払ってしまわなくてはならない。  国策を「中央銀行」に切り替える。これは1年当たり?0.1%のインフレ率低下をもたらしてくれる国策で,uggブーツ,技術開発が遅い地域では非常に重宝する,ugg 偽物。このとき琉球のインフレは+10.0%以上。まあ,ざっと見て100年くらい我慢すればインフレは解消される。  あるいはここで200年かけてインフレを解消することにして,交易を続けながら(つまり商人の派遣費用を鋳造した貨幣で賄いながら)技術開発の速度を維持するよう試みるという手もあった。というか,一応最初はそれを試みた。  だが+10%のインフレは実に凶悪で,商人の派遣費用で国家財政が簡単にパンクしてしまう。しかも統一的交易方針を失っているため交易の効率は大幅にダウン,まったくもってコストとベネフィットがつりあわない。  というわけで,平和な(プレイヤーにとっては素晴らしく退屈で苦痛な)100年が過ぎた。  この頃には統治技術向上の成果が現れていて,二つ目の国策が取れるようになっていたので,迷わず「統一的交易方針」を復活させる。インフレの進行は年当たり+0.1%までは許されるので,その範囲内で国庫を富ませつつ,積極果敢に商人の派遣を行う。  結果,琉球の財政規模は月当たり100ダカット近くにまでふくれ上がった。これがどれくらい大きいかというと,前回のドイツ騎士団がゲーム開始直後に10ダカット程度の経済規模だったことから推測していただきたい。いまや1琉球=10ドイツ騎士団というレートなのである。  軍事的には非常に心もとないところはあるが,明は相変わらず栄螭尉奕摔扦ⅳ辏鳏伪幼o下にある限り侵略される心配はほとんどない。もっとも,「幸運」(ゲーム開始時にシステム上こっそり5か国選ばれる,幸運な国家。いろいろとプラス修正が得られる)を得ていたティムールが西から張り出して来ており,アジアの盟主はゆくゆくティムールの手に収まりそうではあったが,柲膝ⅴ弗⒏督讼薅à工欷校鳏瑜甏螭使洗嬖冥筏胜ぁ?br />  一方,琉球にできることがあまり残されていないのも事実だった。商人を世界中に派遣し,巨額の富を築くことには成功しているが,軍事的基盤の脆弱さと,なによりも「明の属国である」ことによる外交的不自由が,これ以上の拡大を拒んでいたなにしろ,自発的な宣戦布告ができない。もっとも,明の庇護がないほうが自由に行動できたかと問われれば,なんだかもっと自由のない方向に進んでいた疑いも強いので,こればかりはやむを得ないだろう。  ともあれ,琉球商人は中国はもとより,マラッカをはじめとする柲膝ⅴ弗ⅳ蛳瘞啢罚ぅ螗蓙劥箨懁瑜又醒毳ⅴ弗ⅳ摔膺M出,遠いところでははるかアラバマやザンジバルにまで遠征を果たした。どうやってそこまで行ったんだろうという疑問はさておき。アラバマはネイティブアメリカンの崩壊とともに市場が封鎖されたものの,ザンジバルでは並み居るアフリカ商人をちぎっては投げちぎっては投げ,ライバルはヴェネツィアやカスティーリャという,たいへん国際的な活躍を果たしていた。
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