2013年2月3日日曜日

新世代のヘッドマウントディスプレイは買いか? ソニー「HMZ-T1」徹底検証_11

!」と喜んだのも束の間,10分ほどプレイしたところで激しい画面酔いが……。個人差はあると思うが,HMZ-T1で本作を長時間遊ぶのは少々つらいかもしれない。  また,実際のゲーム内で何が起こっているのか周囲からはさっぱり分からないため,ブーツ アグ,本人としてはクリーチャーに襲われて必死に応戦している姿が,端からは「薄暗い部屋でおかしな機械を頭につけて,わたわたと両手を振り回しているちょっと残念な人」にしか見えないというのが,大きな精神的ダメージになる。HMDの特性上,家族や友人と一緒に遊びづらいのはもちろんだが,とはいえ部屋で一人,HMZ-T1を装着してKinectを遊ぶのもちょっとねえ……ということで,物心両面でなかなかにハードルの高い組み合わせと言えそうだ。 (Blizzard Entertainment)(PC+マウス&キーボード,テスター:fumio) (C)2007 Blizzard Entertainment. All rights reserved.  RTSというジャンル自体に言えることだが,画面左下のミニマップや右上のリソース残量など,ゲーム中に視線を向けなければならない部分が画面全体に散らばっているため,そもそも大画面でのプレイには向いていない。さらに,通常の大画面モニタであれば首と眼を同時に同じ方向へ向けることができるのに対し,HMDの場合,画面が首の傾きに追従してしまうため,長い距離の視点移動を目だけで行わなければならなくなり,これが非常にしんどいのである。  一方,大画面の有機ELディスプレイによる映像は精細の一言。TriDef 3Dを用いた立体視の効果もなかなかのもので,イベントシーンなどは,映画のような迫力で楽しめるうえ,ゲーム中も,ユニットが地表に立って動いている様子をリアルに感じ取れる。キャンペーンを楽しむ場合に限り,メリットが得られるといえそうだ。 (エヌ?シー?ジャパン)(PC+マウス&キーボード,ugg ムートン,テスター:aueki)  で立体視担当(?)を務める私としては,「3D立体視はHMDが本命」というのが持論なのだが,立体視で使えるような製品は民生用には存在せず,業務用は非常に高価だった。それが普及価格で登場するというのだから期待せざるをえない。というわけで今回は,空間の広がりを感じられるオープンフィールドタイプのほうが没入感が高いだろうということで,「ATI Radeon HD 5870」搭載グラフィックスカードを差したPCで,いくつかMMORPGを試してみた
関連トピック記事:

0 件のコメント:

コメントを投稿