。 ドラゴンは7種類いて,最初にいずれかを選べる。それぞれの違いは外見の色と,習得していくスキルだ。ドラゴンの攻撃力は非常に高く,ゲーム序盤からそこらの兵団よりも断然活躍してくれたりする。しかも特筆すべきは,ヘックスに関係なく行動できることで,例えばキャスター系やボスなどが敵陣の一番奥に控えていても,ドラゴンならいきなり狙い撃ちすることが可能だ。 ただし,魔法詠唱およびドラゴンへの命令は,いくつかの条件がある。まず,両方とも1ターンにそれぞれ1回ずつしか行えず,さらに前者はアメリ姫の「精神力」,後者は「憤怒」のリソースが必要となるのだ,アラド戦記 RMT。リソースを蓄積する方法も対照的で,精神力はフィールド上での非戦闘時に,じわじわと増えていく。そして憤怒は,味方の兵団が攻撃を受けることで増え,逆に非戦闘時は次第に減っていってしまう。 そのため,戦闘の序盤では魔法が,中盤以降ではドラゴンが,戦局を大きく分けることになりやすい。とくに,敵からの猛攻を耐え抜いたあとに(=憤怒が溜まる)繰り出すドラゴンの一撃は,一発逆転のカタルシスのようなものがあり,プレイしていて実に痛快だ。 一般的なシミュレーションゲームにおける必殺技クラスの能力を,このドラゴンは毎ターン繰り出してくれる,と言えば少しは伝わるだろうか,FF11 RMT。ドラゴンを使っているだけで,前作と比べて戦闘モードの展開がスピーディになっている印象を受ける。 また,アメリ姫自身に関する成長システムもいくつかある。例えば,戦闘を経てレベルアップすることで,「統率力」のパラメータが上昇し,一つの兵団に所属させられるユニットの上限が増えていく。また,世界各地のフィールド上に点在している「ルーン」を集めることで,ツリー形式でパッシブスキルを習得できる。さらにはアイテム装備のシステムもあり,それによって指揮する軍隊に微妙な影響を与えられるのだ。 ちなみにゲーム開始時,アメリ姫のクラスを「ウォリアー」「パラディン」「メイジ」の3種類から選べる。アメリ姫は直接戦闘に参加しないため,どれを選んでも大きな影響が出るわけではないのだが,ウォリアーは「統率」「憤怒」パラメータが上昇しやすい,メイジは「精神」パラメータが上昇しやすい,パラディンはその中間,といった特徴を持っている。まあ,それぞれ別のビジュアルが用意されているということのほうが重要かもしれない。 シミュレーションRPGの得意/不得意に関係なく ファンタジー好きに広くオススメ
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